やれマルチメディアだ、インターネットだなどとしきりに騒がれている昨今、クラブフライヤーもますます技術が向上しているように見受けられます。イベントをしきる皆が皆デザイナー発注してるとも思いませんから、これは家庭にコンピューターが普及したという一つの現れではないかなどと達観したりなんかしてますけど、いかんせんプロではないので、そのノウハウや効果(エフェクト)が解らなかったり、ワンパターンだったりでさぞかしお困りでしょう。
 という訳でそんな貴兄のために、今回から始まります「呑兵衛にマウス」では、フライヤー制作に於けるコツやそのままエフェクトなどを紹介してゆこうという目論見。
 初回である今回は、初台に鳴り物入りで建った時代錯誤のインテリジェンスビル「オペラシティ」2F、エレベーターホール脇のトイレ(大)から発信しております。イイんですったら、最近のトイレ。というのはウォシュレットの普及によるものなのか、公共のものでも割とコンセントがありまして、パワーブック1つ持ってこもるには格好の場所なんですね。集中もできますし、もちろんネイチャーコールにはすぐに答えることができます。
を言えば飲み食いがしにくいぐらい。(私はするが、エヘン!)こんな処にこもっていると判るんですが、男子便所では殆どの殿方は小用の際ブーっとやるんですね。さらにおならにも色々音色があるもんだなぁなどと感慨に耽ったり...、ちょっと話題が外れましたが、そんなこんなでライブ感のあるこのコーナー、その第一回目に紹介するネタは「影モノ」。アプリケーションは、アドビのフォトショップ®4.0J(私は同じくイラストレイター5.5Jも使いましたが...)。
 始めに言っておきますが、イベントフライヤー制作のみならず、グラフィックデザインは、センスの領域で勝負するもので、エフェクトに頼るものではありませんので乱用するのはどうかと思います。グリグリのエフェクトは、そのソフトを作った人が偉いだけで、できたものは、ただそれの宣伝くらいにしかならないもののように私には見えちゃうんだぞ。プンプン!(©ヨネちゃん風)これからそういうフライヤーを見つけたら公開死刑だ。ウソ!
 再開。まずは、影を付けたい元データを用意しましょう。今回は文字(図1)でエフェクトをかけましたが、別にオブジェクト(モノ)でも理屈はおんなじ(図に付いてる影がなんかがそう)。この文字ですが、フォトショップで直接入力しても、イラストレイターでアウトライン化したものをコピーしても構いません。出力状況等に応じて変えてください。ただ、イラストレイターでコピーしてからフォトショップで“新規書類”を開く場合サイズを一周り大きくとらないと、後で影をのせるスペースが無くなります、悪しからず。
 文字をのせる前に“レイヤー”を開け、“新規レイヤー”を作ります。(フォトショップ4.0Jの場合はそんなことしなくても勝手に新規レイヤー上にのっけてくれるんですよ、便利になりました。)さて早速影を付けてみましょう。選択ツールで文字を囲い、optionキーとshiftキーを押しながら左斜め上へドラッグします。
要はコピーペーストとおんなじなのですが、こうやった方がプロっぽいでしょう。そして選択範囲があるうちに新規レイヤーを作りコピー元とコピーしたものの階層を分けます。さらに下になった方(影の部分)をグレーで塗りつぶせば(図2)の様になるはずです。この理屈は写真の上に文字をのせる際に有効です。黒っぽいバックに黒文字をのせたい時は白影を、白っぽいバックには黒い影をのせる、といったように。(この際はだいたいイラストレイターでやることですけどね。ちなみにこのイラストレイターには“ドロップシャドウ”というフィルタがあるので、とっても簡単!)
 次に(図3)ですが、これは影となるものの全体を選択して“ぼかし(ガウス)というフィルタをかけます。この際のぼかす大きさですがその元データによって一概に言えませんのでご自分で加減してみてください。スピークのように黒が潰れやすい印刷をする時は影の方を薄くするといい調子になるでしょう。薄くしたければ“色調補正”の“明るさ・コントラスト”で明るくしてあげるのが最も簡単。さてどうでしょう。これはプロの現場でもかなり使われているエフェクトですが、実はこんなに楽にできるのです。ちょこざいでしょ。でも、始めにも言いましたが乱用は自分の首を締めますよ。ではまた次回!
追伸;
この回は図も説明もちょっと端折り過ぎたような嫌いがありますが、来月はもっと解りやすくしますから許してください。 
(図1)
これが元データ。背景は白になっていますが、背景と文字は別の階層にあります。

(図2)
optionキーとshiftキーを押しながら左上へコピー。この際コピーされたものの選択の点線があるうちに“新規レイヤー”を作っておくのがコツ

(図3)
文字のレイヤーをコピーして下の文字をフィルタ“ガウス”をかけぼかしたもの。

(図4)
これと(図5)はバリエーション。上下どちらかを反転させるとこのようになります

(図5)

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