時の流れのままに、、、。

Posted on, by | 7月 1, 1998 | | No Comments

第一章
 それぞれの朝

7月のある雨が薄く晴れた日。 
気のせいか、djの音も力がなく聞こえる。 
良平はバーに近づくと バーテンダーに聞く
「今 何時!」
バーテンダーの彼女は  軽く 小さな腕時計を 下目に伺い 
「4時。」と答える。 
なんの意味もないが もうこんな時間だ 明日もなにもない いまから帰って眠れるわけでもなく
明日は金曜日だし。どうしようかなとおもいながら ぬるいビールをまずそうに飲み干す。
常連のお客もこういう時にはいないもんだ 週末常連がおおいよね。
バーテンが業務的に バーをかたづけ始める。
とりあえず 出ようと 表に出る。
外の空気は もう夏の朝みたいに 青く。
「おつかれさまです!」
見張りのまさるが元気よく挨拶する。
「何時なんだよ こんな時間に よく元気あるね!」
このぐらいの嫌みが精いっぱいな 気だるい朝だった。
「これから どこ行くんすか? マニアックすか?」
朝からこいつも質問攻めな奴だ。
「こんな時間じゃ やってないでしょう 木曜日だしね。いやなこと思い出させるよ。もう」
そういいながら バイクにまたがる。
いまエンジンかけて 2分で家だよな。 早すぎ。
こんな日は バー青山にでもいって一杯 お直るのもいいかね。
「じゃあね! また明日!お疲れ!」
バイクのエンジンがやたらと調子がいい どっかいきたいよねこんな日は。そう思いながら信号待ちをしていた。
しばらくすると 後ろからとてつもない爆音がした。 ひだりのミラーを覗くと 
やべ すごい数の暴走族。 
「なんだよ こんな時間に 朝だよもう!はたまで持っちゃってさもう。」そうひとり言をいうと
良平はあたりを見渡す。 このまま信号はしったら 信号無視 でもこのまま 彼奴等にまきこまれても何もいいことはない あるはずがない。 法律と こんな朝っぱらからの出来事に 良平はあたまが白くなっていた。 だんだん爆音が良平に近づきはじめていた。

次号へ続く……。

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