時の流れのままに、、、。

Posted on, by | 8月 1, 1998 | | No Comments

第二章
 それぞれの朝

前号までのあらすじ
クラブ帰りの良平の後ろから 物すごい爆音が近づいていてくる。やはりそれは暴走少年達!

どうしようかな? と良平はなにも考えられずにただ信号待ちをしていると
バタバタと物すごい大きな旗の音! だめだこれは!逃げるが勝ちのgoサインが良平の脳裏を横切る!
「な何 これ こんな漢字読めねえよ!」とその瞬間 良平は一速下げてフルスロットルした!
ふと横を見るとつっぱったガキがすごっい視線で面タンきってるし、何処でそんな顔憶えたのかね オレのバイクの方がおまえらより早いんだよ!と心で思いつつ 顔は無表情で4速の良平であった。
前見ると信号赤だし!後ろみても50から80台はいるのか車もその後ろから4、5台はいるよね!
いちばん後ろにいるのは我らのお巡りさんpカー!あんたが追うからオレまでこんな目にあうのか どうなんだか?
このままでは少年達におされ 信号無視、2点減点!どうしよう!
一服して考える暇もなく そのまま先頭を走る良平だった。はたから見れば これって私 暴走族でいう特効隊長!いい歳こいてどうしよう!友達が見てなきゃいいけれど….!
速度160kmジャン!ミラーみると みーんなついてきちゃってるよ!
暴走少年達に押され そのままスピードだして いや ださされて信号1個、2個、3個 ムシムシ!
止まれない止まれない これじゃ映画のボルケーノ!押し出されてどっかにポン!
何とかしなくちゃと 考えようとあたりを見回す良平にバイクの少年がいきなり 横づけしてくる!160だよ!
チラとみたら 時代錯誤のソリとパーマ! 1台に3人も乗っちゃって気合バリバリ!
ヤベーよこれ パイプもってないだろうネ!この速さでやられたら!
良平ははじめて160kmの速度のなかの戦いを想像していた!
でもなにか ちょっと違うあおられているというか こっちのバイクに乗り移ろうとしているのか!良平には マッドマックスのメルギブソンが頭から離れなかった。
暴走少年はなにか 良平に叫んでいる!
チラッと見ると素直そうな瞳で でもチョッチ怖いけど!こう大声で叫んでいる!
「すいません!すいません」
「どこまで行くんですか?」とよく聞くと少年Aくんは 良平に敬語調に尋ねてくる
「え!家帰んだけどね。」と かかわりたくない様な視線でそう答える。
「うちらもなんですよ!そんで 明治通りはどっちんなんですか?」
明治通りもわからずここ走ってんじゃねえよタコ!と心でつぶやきながら 良平はニコやかに答えた。
「そこ左だよ!」と答える
「どうもっす!」そう少年は答えると すぐそこの狭い道を右折!
その次々にやんややんやとに彼らのお友達が突入していく 次から次へと 右折右折!
物すごい爆音とその迫力にぼう然とする良平だった。
とっさの自分の言葉と判断力に、薄笑いを残しそのまま良平は直走していた。
でもあれでよかったのだろうか?
イイコトしたような?悪いことしたような?関りたくないような?
渋谷の町なんか歩いているときには感じないような 他人事じゃあない変な通りすがりの気分を感じた。
なんともいえない彼らの恐怖と国家の交通法規とのなんらかのストレスの戦いの中でとっても彼らに親切でとても勇気ある自分に敬意すら?を感じていた。
少年達の爆音もやがて後方とおくになくなり、良平の心も安らぎを感じ始めていた。
でもメーターは140kmを越していた。ヤベと思いスローダウン!
周りのタクシーと車のスピードにあわせて走るのでした。
角を曲がると もうすぐ家路までの信号待ち こんな朝から停まっていても なにもないよね。
と思いながら 角の交番お巡りさんにひきつり笑顔 朝からごくろうさん….しかし この信号待ちは長い!
こんな時にはボーッとし過ぎて 自分がなにをしているのか たまにわからなくなる時がある。
いつものカラスに新聞屋さん あれ あの人知ってるいつもの新聞屋の人だ……..!と心でつぶやき地元の平和感を味わっていた。いいね安全運転は!なんて思っているうちに あっというまに恵比寿を抜けて家ははもうまぢか。何しようかな!なんて思っていると!
駒沢通りに凄い人だかり!これはどう見ても奴等はクラバー!
何をたまっているんだこんな時間に!と思いながらとてもラッキーな良平!
「このまま帰ってもテレビ見るぐらいだしね。ちょっと入ってみるかな。」そう思いながらも笑顔笑顔の良平
そこだとばかり路側帯へバイクをよこづけ。ヘルメットを取ると人はザワザワ!下からも音もボンボンはねてる!THE CLUBです!
良平は人込みをかきわけ 音の方へ地下の階段を降りていった。
そこには ここはクラブです!ってな雰囲気の女の子がポツンと座っていた。
「こんにちは!お一人1000円です!」とクラブエントランス女子
「何時までやってんの!」と良平!
「11時までです!」と彼女はこんな時間に とてつもない笑顔で答える
「あそう ところで今 何時なの?」ともうしわけなさそうに良平は尋ねる。
「すいません 皆 私に聞くけど わからないの。」とかわいい笑顔!
「え!そうだよね ここにずっといるものネ!いいよ ありがとう。」と
そう言うとニコニコして良平はなかへ 入って行くのでした。たぶん朝6時40分だね……..。

次号へ続く……。

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