時の流れのままに、、、。

Posted on, by | 4月 1, 2000 | | No Comments

前号までのあらすじ
メールの相手からなにやら物(ブツ)の取引があり その物の隠し場所のキーが電話ボックス中にあるからそれを取れ!と良平に指示がきた。メールの相手は女性66B 何やら40億!?相当の価格の物であり 間もなくその取引の時間がくる。しかし良平はその物のキーすら持っていなかった。 莫大なお金のおおきさに良平はパニクりながらも 冷静をたもち 友だちの奥村にカギのある場所を教えてもらうべく電話をかけた。

第10章
:記号の謎:


メールをおくってもなかなか返事が来ない!良平は思いきって奥村へ携帯することにした。
「もしもし!あっ俺、俺。あのさ さっき俺が送ったメールの場所ってどこ!?おしえてヨ!
急きょそこに物取に行かなくちゃいけないんだよネ!」良平は 感情を押さえおさえ奥村に伝えた。
「なんだよ!いくんだ!俺も行こうかな!川崎の16埠頭だよ なんか電話ボックス1778っていう所みたいだネ!どうするのいくの?!でも俺まだ仕事あんだよネ!でもやっぱいきたいネ!?」
40億の入ったロッカーのキーがそこの電話ボックスにあるんだよ!なんて良平は言えず、ただ彼の判断にまかせ 携帯を握りしめていた!
「いいヨ!いいヨ!ただなんとなくサ!でも遠いよネ!ヤッパ!またにしよう!ジャア!おれ明日までの仕事あるからサ!」奥村は言う。
「オーケイ!じゃ俺だけ行ってくるよ!可愛い子いたら連絡先おしえるヨ!!じゃあネ!、、、。」良平は、いつもなら声に嘘がバレバレになるところが 今回だけは うまく乗り越えた。あまりのお金の大きさに 冗談か何だかまだ自分でも本気になっていないようないい加減さを感じていた。
部屋の天井をみながらタバコに火をつける。玄関で山盛りになったクツの中から黒いブーツを探しながら良平は気合いを入れた。『ヨっシャヨっシャ!今から行けば バイクで30分だネ!』
1778ネ!簡単じゃないですか! そう独り言をつぶやきながら良平はヘルメット片手にアパートをでた。
東京の週末の夜空はいつも淀んだ黄色オレンジ。星が見えるわけでも無い。
タバコの煙が異様に重く そして白く 夜空にゆっくりと昇がっていった。
良平の心を町の騒音がはやしたてる。これから起きる事を予感しているかのように。
良平は にが笑いをして バイクのエンジンをスタートさせ、頭をゆっくりまわした。
 バイクは快調に走り出した。恵比寿から川崎まで夜だったら1国で15分ってな感じだ!良平はここで事故ってはいけない と安全に安全をかさねて運転をした。
しばらく行くと 1国(15号線)に差し掛かり 青い大きな標識が川崎3kmと出ていた。
昼間では気がつかないけど 夜 この標識を見ると とてつもなくこの大きな看板に度肝を抜かれる。
だれが考えたのかこのおおきさ!
やがて 良平は 16埠頭に入り 倉庫の番号を一つ一つ確かめながらゆっくりバイクを走らせた。
埠頭にはポツポツと車がとまっていた!見た感じカップルか暴走族みたいな車が多かった。
海側の防波堤を走り 倉庫並びへ良平は ハンドルを切った!
暗闇に大きな倉庫が 大きさのあわないまる電球を光らせ倉庫の番号を幽かに照らしていた。
1050、1160、1500、1668時間が無い。良平はアクセルを吹かした。
暗闇の海にバイクを吸い込まれそうになりながら埠頭を走った。 良平はハンドルを握りしめなおし倉庫の間にある電話ボックスを確認しながら走った。
あった!あった! 1778!この電話ボックスだ!そう思うと良平はすぐにはエンジンをとめず クルッとバイクで走り 誰かいないか確認した。
誰もいないようである。良平は静かにバイクスタンドを立てゆっくりとアクセルをひと吹かししてバイクのエンジンを止めた。
あたりはただ堤防に打ち寄せる波の音が反響していた。いつも良平はバイクをとめる時のひと吹かしをする。しかし今日はいつもの優越感は感じられなかった。
「1778!これだ」良平は電話ボックスに近寄り歩いていた。時間は11時47分、、。

次号へ続く。

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