UFO -UNITED FUTURE ORGANIZATION-

Posted on, by | 10月 1, 2002 | | No Comments

UFO -UNITED FUTURE ORGANIZATION- Jazzに織り込まれるtechnoやsoul……サウンドテキスタイルアーティストとでもいうべきUFO。
 松浦君の独立後はじめてのインタビューを前に、なんだか矢部さんラファエルさんの素顔が妙に気になって、なんでだろ?って考えてみたら「あぁ、そうか!そういえば今までUFOって松浦君のコメントが多かったなー」って気付いた。
 これはチャンス!とばかりに行ってきました。絶対素顔を暴いてやる!くらいの勢いで。Goooooo!

「○ビル、○ビル……」と歩き回ること30分。アポの時間まであと10分。遅刻厳禁!時間厳守!緊張もピークに達した時、ようやく目的のビルに到着。「ピン〜ポン〜」と聞こえる玄関周りに盆栽がずらり。矢部さんの趣味?それともラファエルさん?なんだか良いネタにありつけそうな予感の中をじっと待つも、いつまで経っても返事がない。まあ約束まではあと10分。屋上でひなたぼっこして待つことに。
 13時。返事がない……なんで?どうして?もはやパニック状態になりながらベルを押し続け、20押しくらいでようやく電話すればいいことに気づいた。
「プルルルル……はい!」出た!……って、なんで?!
 ようは似た名前のマンションが二つ並んでいて、私は違う部屋のベルを必死に押していたっていう話。いや〜、留守でヨカッタ……。しかも盆栽、他人のだし……。
 ま、そんなことはどーでもいいけど(結果的に遅刻?ゴメンナサイ!)、とにもかくにも13時15分、ようやくインタビューの準備が整う。期待と不安の中をスタート!

 ──まずはお二人の音楽のルーツを聞かせて下さい。

【矢部さん(以下【矢】)】世代は違えど、ベースはみんなと一緒だよ。ってこと!みんなの言うジャズというやつより、ガキの頃は普通にロックとか聴いてたよ。普通じゃないやつをね!その好きなROCKがJAZZやSOULをベースにしたものが多かったから、その根っ子の方に耳をやってみたら「これはROCKよりもROCKじゃん!」みたいな。何がROCKなんだって言われると困るけど(笑)。JAZZって時代によって全然違うようでいて、そうとも言い切れない。何て言うか、違うフィールドに自ら出て行く姿勢もあるし、外の何かを取り入れる姿勢も人一倍ある音楽に思えて、そういうのって自分に合ってるなー、って思ったのかもしれない。ROCKしてないものはJAZZじゃないとかって、今もそう思えるし。僕の中ではね、ロクでもない奴です。

【ラファエルさん(以下【ラ】)】たくさんのすばらしい音楽を聞いてきた中で感じた『どこか足りない部分』と、私達UFOが少しずつインスパイアされた世の中、今、現在という時間、がルーツだと私は思う。『今感じる音楽と今まで感じてきた音楽との融合』とでも言うべきかな。

 ──これまでに矢部さんが衝撃を受けたアーティストは?

【矢】いないな。「衝撃」かア、受けてみたいね、それ。好きなアーティストというなら、かなりいるけどね。サムとかジャックとか、ジェームスにマイルス、ソニーにアランだろ、アートはペッパー、スカパラだったらシナトラだなっていう意味で(?!)……どんな意味かも分からないや、ごめん。

 ──矢部さんにとってのラファエル・セバーグ、ラファエルさんにとっての矢部直って?

【矢】ラファエルとは松浦よりも長くてね。会った時はもう二人ともDJだったけど、当時はね、DISCO DJは別にして、CLUBのDJって本当やる所が限られていたから、どこかでみんな似たモン同士なわけよ。手本もないから何が正しいかも分からないの。そんな頃、どっかの雑誌で彼が日本の音楽シーンとか東京のDJの事について語っていたのを見たんだよ、かなりの辛口でね(笑)。でもその中に「いいDJもいるよね。ピカソの矢部君とか……」って載っていたんだ。あぁーうれしいな、って思ったのを覚えてる。素直(というより単純)でしょ?彼は日本という知らない土地に来ていながら外人ソサイエティーに入り込もうともせず、僕らみたいな若い連中
と一緒にいて、何か新しい人生を、新しい何かを……学ぼうとしたよね。知らない土地であろうと、そういうのって、口で言うよりすごく難しいことだと思うんだ。そういう意味ではやっぱりリスペクトしたし、いつもケンカしているように見える二人だけど、彼の一番良いところは一番知っていると思うし、僕の一番悪い所を知っているのは彼だと思う(笑)。

【ラ】私にとっての彼は、UFOとそれ以外の長い付き合いの中で、悪い意味じゃなく、すごい影響を与えてくれた人だね。不思議だけどアイデアが面白い。デザインとかITとかも、彼の得意な部分は私にない部分で……難しいな……だから影響も大きいけど、助けることも沢山あったりで(笑)。

 ──持ちつ持たれつ?

【矢】違うんだよね。多かれ少なかれ誰にでもデコボコがあるとして、ラファエルと僕は皆みたいに凸凹の凹を補う間柄じゃなくって、凸と凸をぶつけ合っていく関係。凸は出すぎてはダメなんだとか
言われて、人によっては嫌われたりする部分なんだけど、個性って意味では、実はココが大事な所だったりするわけで。まずはその部分を認め合えないと、本当の関係は始まらないんじゃないかと思うんだ。

 ──UFOは変わり始めるの?

【矢】自分ではいつも変わり続けていると思うけれど、変に意識しては変わっていけないものですよ。気持ち的にはこれからも今より少しでも光ある方へと進んで行くことには変わりないけど、そこで大事な相棒がひとり別の船で行くと言ってぼくらの船から離れて行ったわけですから、ここは僕らもしっかりと自分らの気を引き締め直す時だということなんでしょう。今までも一人一人が何かすごいことをしようって思っていただけで、三人で一つとは誰も思っていなかった。でも誰もそのすごいことが何なのか分かっていなかったんですよ、きっと。だけど、やって行く過程で一つ一つ形に見え始めたら、いつの間にか『一人一人の三人』から『三人であるため』の何かによって妙に引っぱられるような感じになっちゃうことが、ここ何年かあったりして……そういう意味ではより純化しうる時に、より個人に近くなったわけだからね。僕達は最初の気持ちというか、どうしたいんだ?っていう所を考えてさらに行動しなきゃいけない。だから、今も一人一人の強い気持ちと行動さえあれば、二人とももっと楽しくやれると思ってる。

【ラ】二人になることは、三人の頃より楽かもしれないし、ぶつかることも多くなるかもしれない。でも、私達は今までと何も変わらない。これからも伝えたいことを伝える側としてやって行くだけです。

 ──『UFOは一人一人』……また一人増えることが?

【矢】何でバレたの?(笑)

【ラ】すっごいビックリさせるけど、まだ秘密ね。(笑)

 ──ファンはUFOを一人一人の独立したDJとして見ているから、もしかしてまた一人増えるのかな?って(笑)

【矢】一人とは限らないかもよ?(笑)

【ラ】男とも限らないかもね!(笑)

 インタビュー終了後、「むかし公園通りの路上でやった三人で20分間のDJプレイ、あれは恥ずかしくて一分でも早く帰りたかったよね」と笑う矢部さんとかを見て、彼がラファエルさんに信頼を抱いているのが分かった。矢部さんについて語るラファエルさんは、日本語で説明するにはあまりにも難しすぎると頭を抱えながら一生懸命答えていた。そんな二人の空気は本当にうまくFUSIONしていて、今後のUFOに期待が高まる一時間半だった。
 来年春へ向けてアルバムも製作中の彼ら。矢部直、ラファエル、そして新生UFO!これからもなんかすごいことになりそう!

NEAR SCHEDULE
26.SAT
U.F.O. presents “FREE FORM”
Special Guest DJ: Morpheus(From Belgium)
visual: City Lights Gallery
OPEN: 22:00-
Admission : 2,500円 / 1D (1,500円 / 2D UNTIL 23:00)
Info. : 03-3797-1591 (blue)
blue web site : http://www.tokyoblue.com

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